2/10、京都市の西総合支援学校に
お話しを伺いに行って来ました。
芝生の上で車椅子の自力走行や歩行器の訓練に
支障が出ないのかと問い合わせがあったためです。
教頭先生に伺ったところ、土の場合と比べて
特別支障があると感じたことは無いそうです。
土のグランドでも少し雨が降れば、
車椅子の走行には支障が出るそうで、
むしろ芝生のほうが動きやすいともいえるそうです。
芝生の刈り高が長くなれば支障が出るかも判りませんが、
この学校ではそのような事態にはなっていないそうです。
歩行器に関しては、前の車輪が小さいので
原則として屋外では使用しないそうです。
外で遊ぶ場合は必ず先生が付き添うそうです。
芝生などが車輪受けに巻き着いて転倒する可能性があるそうです。
芝生化してからは外で遊ぶ子どもたちが増えているそうで、
運動機能の訓練にも良い影響が出ていると
感じていらっしゃるそうです。
当初はトラック部分を土のままで残して芝生化したそうですが、
土の部分と芝生の部分の段差がかえって良くないということで
全面芝生化にしたそうです。
この日見た状態では、トラックの内側だけが冬芝の緑が薄くなっていた
のですが、先生にお聞きしても原因はわからないそうです。
全体的には芝生の密度も良い状態で維持されています。
中央のトラックの内側だけが冬芝が無くなっています。
先生のお話しでは特にトラック内だけを
利用しているわけではないそうです。
追加で芝生化したトラック部分は良い状態で冬芝が残っています。
トラック部分の境目の状態です。
トラック部分です。
入り口側から見た全体の様子です。
学校では「芝生祭り」を年に1回開催して、芝生の校庭を開放し、地域の方との交流を図ったり、障害者スポーツの拠点としても活用してもらうことを考えているそうです。
児童施設の三田かるがも園でも地域の方との交流が進んできつつありますが
こちらの学校でも地域開放が実行された時に
良い実を結ぶことを願っています。