2006年12月29日

芝生調査(港島小学校・清江小学校)

12/22、鳥取大学の中野先生が、
関西の芝生化した学校の土壌調査をされるとの事で、
港島小学校と清江小学校に依頼して調査を行いました。

鳥取での芝生化(土壌改良なしで施工)と比較検討されるそうで、
こちらとしても非常に興味がある調査です。

各学校で2箇所サンプルを採取し、土壌硬度を測ってもらいました。
意外なことに、清江小学校のほうが土壌硬度はいい結果が出ました。

どちらも今のところ20センチ程度は比較的簡単に貫入することができ、
芝生の生育に関しては、それほど大きな問題ではないとの事です。

根の生育状況も、5センチ程度まではかなりの密度で生育しており、
10センチまでに殆んどの根がある状態で、
我々が行っている10cm程度の土壌改良は、十分に意味があると思いました。


港島小学校にて
土壌調査の状況です。
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全体の状況です。
少し傷んでいるのはバスケットの体育授業の時のゴールの跡です。
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東側部分です。
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西側部分です。
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南側にあった遊具を撤去した跡です。
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清江小学校にて
中野先生の調査に興味を持った子どもたちが集まってきました。
先生の講義が始まり、子どもたちはとても熱心に先生の話しを聞いていました。
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posted by shibafu-staff at 18:58| 大阪 ☁| 芝生調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月08日

中野先生の調査

9/7、鳥取大学の中野先生が来阪され
NPO法人「ITステーション市民と建設」の方と
大阪市内の小学校を視察されるということで
同道させてもらいました。

先ず味原小学校に行きました。
今年ポット苗で修復した芝生を視察し
土壌サンプルを採集されました。
この学校は大阪市の調査でヒアリングにお伺いしたのですが
校長先生、教頭先生はじめ地域の方も
熱心に芝生化をサポートされていらっしゃいます。
この夏の間に見事に回復しました。

味原小学校での調査です。
土壌サンプルを採取され根の状態などを分析されるそうです。
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ペットボトルの散水用具です。
ボトルのキャップを散水キャップ(市販されているそうです)に変えて、子どもたちが散水できるようにしています。
(芝生の散水ではなく草花用だそうですが、
 ポット苗の散水には利用したそうです)
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散水用の簡易タイマーです。
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次に鶴町小学校に行きました。
ここは中庭部分を昨年ポット苗で芝生化したのですが
日当たりの条件が予想以上に厳しく
芝生化が完成できませんでした。
今年6月にポット苗を追加し、肥料と水やりを
徹底して行い、何とか芝生が出来上がったような状態になりました。
この日中野先生が冬芝の種を持ってこられ、
残っていた子どもたちと一緒になってオーバーシードを行いました。先生のお話しでは
「少し温度が高いかもしれないが
水管理をきちっとすれば出来るのでは」ということです。

鶴町小学校で子どもたちと冬芝(ペレニアルライグラス)の種を蒔いているところです。
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運動場側にポット苗で作ったナーセリー部分です。
かなりランナーが伸びてきています。
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3校目に今年ポット苗で芝生化をしている
南港光小学校に行来ました。
ここは生育状態が予想より遅く
十分に芝生が出来上がっていません。
中野先生のお話では
ポット苗を植え付けた初期の段階で、
不陸によって水はけの悪い部分の生育が遅れたことが
原因ではないかとのことです。
施肥の量も少し少なく、夏の暑い時期に
十分に生育できなかったようです。

今年のポット苗での芝生化でわかったことは
施肥と水管理が学校にお任せでは
かなり難しいかもしれないということです。
かなり頻繁に状態を見ながら判断していく必要がありそうです。


南港光小学校の視察の様子です。
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19時過ぎに4校目の深江小学校に行って
芝生の状態を視察しましたが
照明の下でサンプルを採集することも出来ず、
校長先生とお話して終了しました。

posted by shibafu-staff at 23:23| 大阪 ☀| 芝生調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月14日

苅田南小学校及び芝生に関する調査について

9/10苅田南小学校に行って来ました。

芝生スピリットでは
同志社大学文学部心理学研究室の
鈴木教授(同志社小学校の校長兼務)にお願いして
校庭の芝生化が”子どもたちの心身面”に
”どのような影響や効果があるか”を
調査をしてもらっています。

大阪市立清江小学校では
平成16年の芝生化前から調査に入り
その後3年間継続して調査した結果
子どもたちのストレス反応の軽減に関して
かなり顕著な効果が期待できることが判ってきました。

最も大きな要因は
子どもたちが芝生の上で動き回ることで
様々な体験や経験を積んでいくことによると考えられます。

芝生は子どもたちを
外へ引っ張り出す力(魅力)がありそうです。

詳しい内容に関しては
調査を担当してもらっている
同志社大学博士課程の福田美紀さんの了解を頂き
公表したいと考えています。


今年から同志社大学の調査に加え
大阪府立大学大学院生命環境科学研究科緑地環境科学の
増田教授の研究室にお願いして
芝生化した校庭での具体的な行動調査を行うことになりました。

この日調査対象校として
大阪市立清江小学校と大阪市立苅田南小学校の2校の現地調査を
同志社大学の福田さんと
大阪府立大学の加我先生と修士の上澤さんと一緒に行いました。

学校側も快く協力を了解してくださり
この秋運動会が終了してから開始することになりました。
調査の協力、本当にありがとうございます。


写真は苅田南小学校の中庭を観察する
ポイントの候補地点から見たところです。
 *今回は画像サイズを加工せずに掲載しました。
  画像をクリックして頂くと大きな画像でご覧頂けます。

苅田南行動調査打ち合わせ070910 003.jpg

裸足のこども、走っているこども、寝転んでいるこども、
管理作業員さんがこしらえて下さった縁台に
寝転ぶこども、大人と一緒のこども・・・

皆さんはどんな風にご覧になったでしょうか。
どんなことをお感じになられるでしょうか。




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posted by shibafu-staff at 13:42| 大阪 ☔| 芝生調査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする