大阪市教育委員会の「学校運動場の芝生化」モデル事業で
校庭の芝生化を行うことになり、行って来ました。
校庭の面積は主運動場の中央部分
1,500u(30m×50m)で、
運動会のトラックが全て芝生の中に入る規模です。
全校生徒約450人。
1,2,5年生が3クラス、その他の学年は2クラスの学校です。
6/6〜6/10の5日間を床土整備に当て、
6/12に全校生徒と地域の方が参加して蒔き芝作業を行い、
9/1オープンを目標に養生を行う予定です。
本校も神戸市立港島小学校同様、
同志社大学文学部心理学研究室の鈴木教授に依頼し、
芝生化がもたらす子供達の心理面の影響に関する調査を行う予定をしています。
作業前の校庭です。


運動場にあるタイルのマーカーや
白線テープを撤去しているところです。


水砕スラグの搬入です。
水砕スラグは下水汚泥を焼却処理した後、
水砕し砂粒状にしたスラグで、砂の代用品と考えています。
校庭の芝生化では、大阪市の下水道処理場
(今回は平野下水処理場)から無償提供で利用することができ、環境リサイクルにも役立つと言えます。
使用量は改良する現地土の30%程度を想定しています。

芝生化する範囲に水砕スラグを敷き均しているところです。


敷き均した水砕スラグと10cm程度掘り起こした現地土を混合しているところです。
我々の経験から床土の改良は10cm程度で十分と考えています。


1日目の作業では、
水砕スラグの搬入10tダンプで4車搬入し、
敷き均し作業は全体の3/4,
掘削混合作業は全体の1/3程度が終了しました。