* ポット苗による芝生化の重要なポイント *
ポット苗方式による芝生化を行った際、
利用開始時期に芝生の生育密度が十分でなかったため
利用開始後、芝生の状態がよくないということがままあります。
この中には様々な事情があると考えられますが
ポット苗の植付け時期が7月以降になったために
利用開始までの生育期間が十分取れていないことが大きな要素であると考えらます。
芝生スピリットが2009年に行った調査
「ポット苗方式による芝生化と日照条件」によると
・ポット苗の養生期間と積算日照時間との比較から
育成に必要となる目安は積算日照時間が影響すると考えられる。
・ポット苗による芝生化の完成に必要な積算日照時間は380時間程度が一つの目安となる。
・養生期間中の管理密度(施肥、刈り込み、散水等)によっても大きく差があることがわかった。
・・・このような考察をあげています。
この調査で取り上げた日照時間だけではなく
植付け後の散水作業という作業面を考えてみても
梅雨直前に植えつけることが、雨水の利用が可能なため
最も合理的な植付け時期といえます。
以上、
ポット苗の芝生化について
9月初めからの校庭利用を想定するのであれば
出来るなら6月中(遅くとも7月上旬)に植付けを行うことをお勧めします。