調査によってポット苗の生育状況と土壌pHが
どのように影響しているかを検証するためです。
調査時間は午後3時45分からで、気温は33度程度でした。
計測機器は太田製ポータブルpH計(測定法:ガラス電極法)をレンタルで利用しました。
調査地点は以下に示す8地点です。
NO.1 グランド東端部 鉄棒前生育不良部
スプリンクラーによる散水が殆んど当たらない部分
測定値:pH6.09

NO.2 グランド中央部 生育不良部
スプリンクラーによる散水はよく当たっている部分
測定値:pH6.67

NO.3 グランド南側中央部 生育不良部
スプリンクラーによる散水は良くあたっている部分
測定値:pH6.65

NO.4 グランド中央部 生育良好部
密度よく出来上がっている部分
測定値:pH7.03

NO.5 グランド南西端 生育不良部
スプリンクラーによる散水が殆んど当たらない部分
測定値:pH6.40

NO.6 グランド北側部 生育密度が薄い部分(ランナーは出ている)
部活動を行なっている部分
測定値:pH6.96

NO.7 グランド北側部 生育密度良好部
部活動を行なっている部分
測定値:pH6.77

NO.8 グランド北東部 生育密度は普通
散水時に水たまりになる部分
測定値:pH6.48

一般的に芝生地に適している土壌のpHは6から7の弱酸性が良いとされ
土壌中の養分状態や吸収が芝草の生育に最適とされています。
今回の測定では全ての調査地点がこの範囲内に入っており
ポット苗の生育と土壌pHに関してはそれほど大きな問題ではないと考えられます。
やはり水あたりの条件が大きな要素を占めているように思えます。
それに加えて今年の異常な暑さの影響が大きかったと考えられます。
8月に入ってからの追加散水が生育の追い上げに
それなりの効果をもたらしたと考えています。
校庭の様子です。





【関連する記事】